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中国国家知識産権局がOpenClawなどのAIエージェントを使用した専利出願書類の作成に関するリスクの提示について
 最終更新:2026-04-02  閲覧する:8回

国家知識産権局 2026年4月1日07:07北京

 

国家知識産権局が202641日に発表したリスクの提示によると、OpenClawなどのAIエージェントを使用し専利出願書類を作成することにはリスクがあります。 具体的な提示内容は次の通りです。

 

最近、OpenClaw「ザリガニ(中国語:小龙虾)、かつてはClawdbotMoltbotとも呼ばれていた」などのAIエージェントツールはデフォルトのセキュリティ構成が脆弱で、深刻なセキュリティリスクを引き起こしやすいことが明らかになりました。また、このようなAIエージェントを使用し専利出願書類を作成することは、複数のリスクが生じる可能性があります。以下にその注意点を示します。

 

1.「技術情報の流出」リスク:

OpenClawなどのAIエージェントには、権限の過剰な設定、セキュリティ上の脆弱性、プラグインへのマルウェア注入などのリスクが存在します。これらのAIエージェントを使用し出願書類を作成すると、技術説明書などの核心情報が流出しやすいです。流出した場合、専利出願の技術案が新規性を失い授権できなくなったり、他人に先に専利出願されたりして、出願人に重大な損失をもたらす可能性があり、代理機関は違約賠償責任を負わなければなりません。

 

2.「実質的な欠陥」リスク:このようなAIエージェントを利用して出願書類を作成する際に「AI幻覚」が現れ、出願書類に内容の論理的矛盾、技術的特徴の表現が不明確といった問題が発生し、保護を受けることができなくなります。

 

3.「不誠実な出願」リスク:AIエージェントの無造作な生成、ランダムなでっち上げ、内容の寄せ集めなどによって専利出願を行う行為は、誠実信用原則に違反する不誠実な専利出願行為です。一定数に達すると、出願者は警告、罰金などの行政処罰に直面します;代理機関と弁理士は営業許可証の取り消し、弁理士資格証の抹消などの行政処罰に直面し、情状が深刻な場合は重大な違法・不誠実行為リストに登録されます。

 

上記のリスクを防ぎ、各方面の合法的権益を維持するために、以下のように提示します。

 

1.出願者:リスク防止意識を高め、適切な専利代理サービスを慎重に選択し、代理機関がAIエージェントを使用し出願書類を作成しているかどうかを積極的に理解し、確認する必要があります。代理機関が勝手に関連ツールを使用し情報漏洩を引き起こしたり、不誠実な出願行為を構成したりしたことを発見した場合、法律に基づき通報を訴え、代理機関に損害賠償を請求することができます。

 

2.専利代理機関及び弁理士:必ずAIエージェントの使用リスクを高度に警戒し、AIエージェントを使用した不誠実な専利出願行為を撲滅し、依頼者の合法的権益を確実に保障しなければなりません。