近日、北京知的財産権裁判所は、(2022)京行初7308号行政判決書にて、原告の訴訟請求を却下すると判決した。これで「インテリジェント教育一体型機器」に関わった特許権無効行政紛争は一段落した。

恒博は、依頼人のために、多くの細心の準備を行い、相手方の証拠の欠陥及び技術理解の誤りを成功的に指摘することで、中国特許庁が下した無効決定を維持するという旨の北京知的財産裁判所の判決を受け、無効行政紛争の第一審の勝訴を勝ち取りました。

判決には、本事案に係る特許と対比デザインは、全体的な形状、主要なレイアウト設計などがほぼ同じで、両者の視覚的効果もほぼ同じであると指摘した。

詳しくは、

相違点①、③、⑤は、局所の微細な差異として製品全体で占める割合が小さい；

相違点②、④は、同種類の製品によく見られる設計である；

相違点⑥は、製品の裏面に位置し且つ製品全体で占める割合が小さくて消費者の注目を集めにくい、と指摘した。

つまり、上記相違点①～⑥は、いずれも製品局所の微細設計の変化であり、製品全体の視覚的効果に顕著な影響を与えない。したがって、対比デザインに比べ、本事案に係る特許は明らか差異を有しない。