2020年1月10日に国家知識産権局は42824号無効宣告申請に関する審査決定を発布し、Mideaが所有する201410168570.1、「食器洗い機に使用するヒートポンプ及び食器洗い機」という発明特許が全部無効であることを宣告しました。それまで、Mideaは裁判所で当該特許について起こした特許権利侵害訴訟は新たな段階に入りました（図面はご参考まで、上記の特許とは無関係です）。

2018年年初、Mideaは所有する三つの特許権で裁判所に訴訟を起こし、佛山百思特またはその取引先にこの案件に関わる三つの特許権製品を製造したり、販売したりすることを停止し、またそれによりもたらした経済損失を賠償することを要求しました。その三つの特許権はそれぞれヒートポンプ、ベースレイアウト及びモータ部品に関わります。
 

国家知識産権局は第42824号無効宣告の審査決定を発布しました。当該決定が関わっているのはその中のヒートポンプ（また上記特許と同様な実用新型は今は有効状態ですが、当該特許について新しい無効を提出する申請人もいるかもしれません）です。今まで、国家知識産権局は既に第40102号無効決定と41577号無効決定を発布し、モータ部品及びベースレイアウトに関する特許が全部無効であると宣告しました。関係司法解釈規定に従い、Mideaは裁判所で当該特許について起こした権利侵害訴訟を撤回しない場合、裁判所はMideaの起訴を却下すると裁定する可能性があります。当該無効決定は当該特許に関する多数の無効の中の一つであるそうです。

法律規定に従い、特許権者が当該無効決定に不服する場合、3か月以内で北京知識産権裁判所に行政訴訟を起こすことが可能です。
 
無効決定に関する具体的な内容は添付ファイルを参照してください：第42824号無効決定。